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「字のないはがき」と記憶違い
向田邦子の「字のないはがき」という小品がある。

以下、Webサイトより一部孫引き。


終戦の年の四月、小学校一年の末の妹が甲府に学童疎開をすることになった。すでに前の年の秋、同じ小学校に通っていた上の妹は疎開をしていたが、下の妹はあまりに幼く不憫だというので、両親が手放さなかったのである。ところが、三月十日の東京大空襲で、家こそ焼け残ったものの命からがらのめに遭い、このまま一家全滅するよりは、と心を決めたらしい。
 妹の出発が決まると、暗幕を垂らした暗い電灯の下で、母は当時貴重品になっていたキャラコで肌着を縫って名札を付け、父はおびただしいはがきにきちょうめんな筆で自分あてのあて名を書いた。
「元気な日はマルを書いて、毎日一枚ずつポストに入れなさい。」
と言ってきかせた。妹は、まだ字が書けなかった。
 あて名だけ書かれたかさ高なはがきの束をリュックサックに入れ、雑炊用のどんぶりを抱えて、妹は遠足にでも行くようにはしゃいで出かけていった。
 一週間ほどで、初めてのはがきが着いた。紙いっぱいはみ出すほどの、威勢のいい赤鉛筆の大マルである。付き添って行った人の話では、地元婦人会が赤飯やぼた餅を振る舞って歓迎してくださったとかで、かぼちゃの茎まで食べていた東京に比べれば大マルにちがいなかった。
 ところが、次の日からマルは急激に小さくなっていった。情けない黒鉛筆の小マルは、ついにバツに変わった。


この続きだが、なぜだか私は、バツの手紙を受け取った父親が迎えに飛んでいった、などと覚えていた。
 多分、終戦直前。それは無理だろうと頭では思うが、向田邦子も何も覚えずに話の筋だけ覚えていたからエッセイというよりファンタジーとして記憶していたのかもしれない。

今日の朝日新聞、天声人語ではこうだ。
だが寂しさからか、マルは次第に小さくなって、いつしかバツに変わった。いたいけな印を、父親は黙りこくって見つめていたそうだ。

(→天声人語 9月24日付

しかし、天声人語子も間違えている。
冒頭の孫引き元を読んで要約する。

まず上の妹が末の妹を会いに行く。やがてバツの葉書も来なくなり、三月目に母が迎えに行ったときは百日咳をわずらって寝かされていたらしい。そして妹が帰ってくる。
「茶の間に座っていた父は、はだしで表へ飛び出した。防火用水桶の前で、やせた妹の肩を抱き、声を上げて泣いた」


人は自分さえも騙す。
自分可愛さだろうが、他人の話は最後まで聞くものだ。
「字のないはがき」は上の引用でおしまいではない。
どうか自分でご確認を。
(ってネット引用だけで偉そうなこたぁ言えない)
自戒を込めて…。

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